商品パッケージの予算は販売価格の何%が適正?

公開日:2019年05月20日(月)15:23|貼り箱

パッケージの「意味」をどう考えるか
包装資材としてのコストなのか?
それとも、ブランディングへの投資?

お客様から、よく聞かれる質問です。
結論からいうと予算感に正解はなく、最終的には販売価格(上代)の何パーセントが適正という概念では決まりません。
何故なら、企業のパッケージに対しての考え方、価値観が違うからです。

もちろん作るロット数、そして何より商品価格によって大きく変わってきます。
貼り箱だと以前なら、販売価格(上代)の5〜8%くらいと言われる時代もありました。

商品パッケージの予算は販売価格の何%が適正?

これも、商品価格によって違います。例えば販売価格5,000円と50,000円の商品では、同じ「5%」でも一つは250円、もう一つは2,500円となります。
正直5万円の商品でロット数が多ければ(数が少ないとまた話はべつですが)、箱代に2,500円は中々出してはもらえません。高価な商品になるほど、箱予算のパーセントは低くなります。

弊社でも、お客様によってかなりこの感覚は違います。
「箱は、あくまでもコスト。安いに越したことはない」方にとっては、少しでも安い方がいいと考えます。
1万円くらいの商品で、箱代は200〜300円という方も問い合わせが来ます。
それだと、箱代は2〜3%ほど。

商品パッケージの予算は販売価格の何%が適正?

もちろん、かなり高額な商品の場合は同じ「3%」でも意味が違ってきます。
以前作らせていただいた案件で、ご注文いただいたロット数が100個の貼り箱がありました。
正確には、貼り箱の中にある付属品がいくつか入ってセットになっていたので、貼り箱「100セット」でした。

内容の詳細については公開できないのですが、その商品の販売価格は数十万円。
お話をいただいて、弊社から貼り箱の仕様についてご提案をさせていただき、同時に競合他社があったのですがご注文をいただきました。

企画・デザイン、サンプル製作、木型代、凸版代、貼り箱(100セット)など、製作費全部で約250万円。貼り箱(100個セット)としては、かなり大きな案件でしたが、単純計算で商品価格のおよそ3%くらいです。

商品パッケージの予算は販売価格の何%が適正?

かといって、安価な商品でなくても「予算をもう少しお願いします」ということもあります。価格10万円くらい商品で、当初予算が500円まで(箱代は、〜0.5%)。

それは流石に、もう少し予算をみていただきたい案件。最終的には先方の営業、企画、デザイナー、コンサルタントの方々と協議を重ね、@1,000円弱くらいまでアップしていただきました(それでも、1%未満)。

これとは逆にすごくパッケージ、化粧箱を重要視して、お金をかけるところもあります。
上代10,000円の商品で、貼り箱1,500円〜2,000円くらいの予算をかける企業もあります。

たまに「ホントに、こんなにお金をかけて大丈夫ですか?」と、思わずこちらが心配になるケースも。それは個人でネット販売をされているお客様でしたが、上代5,000円くらいの商品で貼り箱が約1,500円。
パッケージ率が30%です。これは流石に、私も「ホントにいいんですか?」と何度も念押しをしました。

それでもものすごく喜んでいただいたので、私もホッとした次第でした。
これはかなり思い切ったというか常識的ではないですが、そのくらいパッケージ(貼り箱)に対して思い入れのある方もおられます。

商品パッケージの予算は販売価格の何%が適正?

ここはその企業によって、価値観の違いが大きく現れます。
どれが正解ということは、正直ありません。

一つの目安として貼り箱で考えるなら、販売価格の5〜8%、もしくは10%くらいでしょう(商品価格によります)。
あとは、商品パッケージの意味をどう考えるかによります。

あくまでも、「包装資材」としてのコストと考えるか。
もしくは、パッケージを商品や企業ブランドとしての「ブランディング」への投資(長い目で見るとブランド資産になります)と捉えるのかの違いです。

<パッケージは投資であり、ブランド資産になる理由>
https://www.hakoya.biz/blog/branding/item_1175.html

パッケージによる魅せ方で、商品価値が変わる

いろんな考え方があるとは思いますが、確実に言えることは同じ商品でも入っている化粧箱、パッケージによって見え方、魅せ方、そして商品価値が変わるということです。

以前、弊社で企画・デザイン、製作させていただいた業務用ソフトウェア・パッケージで、新デザインの貼り箱に変えて、売上が数億円アップしたケースが実際にあります。
そのくらい、パッケージの良し悪しが商品やブランドの価値、そしてそれが売上にも大きく影響します。

この機会に新企画の商品パッケージ、あるいは既存商品のパッケージを見直をしてみてはいかがでしょうか?

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