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パッケージからはじまるブランディング、高級和包丁ブランド

公開日:2021年06月20日(日)

海外展開へ和包丁の新ブランド戦略

昨年8月【パッケージ展2020(主催:大阪産業創造館)】にて、堺打刃物を主力商品として取扱う株式会社福井様からお声がけいただきました。

パッケージからはじまるブランディング、和包丁ブランド、パッケージデザイン
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大切なコンタクトポイント/タッチポイント
パッケージは、顧客接点としてのコミュニケーション

最初は、パッケージのご相談でお声をさけていただきました。
お話を伺ううちに海外向けということもあり、「ブランディングされてはどうでしょうか」と私から提案をさせていただきました。

現代ではモノ(商品)が良いだけでは、中々販売には結びつきません。
その商品が作られる背景や作り手の思い、つまり商品に込められたブランドの本質が顧客に見えるカタチにすることがとても重要です。

別に大企業が巨額の予算をかけてロゴやキャッチコピーをつくり、そこに大量の広告を打つことだけがブランディングではありません。
例え中小や零細企業であっても、商品や企業の本質を顧客にきちんと伝えること。それが、ブランディングです。

そのあたりのことを、いろいろと福井様とお話しご理解いただきました。そして数ヶ月に及ぶヒアリングから、新ブランド「HADO(刃道)」プロジェクトがスタートしました。

ブランド投資としてのパッケージ
パッケージからはじまるブランディング

弊社サイトのデザインや「意思を運ぶ箱。」のコピーでお世話になっている、浪本さんと田中さんとのチームで新ブランドを構築しました。

コンセプトワークとネーミングとコピーなどブランドイメージの構築に、コピーライター / クリエイティブディレクター田中有史さん(田中有史オフィス 代表)
パッケージやブランドサイトのデザインは、アートディレクター / グラフィックデザイナー浪本浩一さん(株式会社ランデザイン 代表)
HADOサイト制作は、株式会社TAMさん。

パッケージ・ディレクションとブランディング・プロデュースは、村上誠(村上紙器工業所 代表)が担当。
貼り箱は、村上紙器工業所が製作をさせていただきました。

「モノづくりの魂」を隅々にまで表現したパッケージ

パッケージの隅々にまで「モノづくりの魂」というHADOのコンセプトを表現。
素材選びやディティールまで細やかな気配りを忘れない、日本のモノづくりを象徴するパッケージに、日本の心を感じて欲しいです。

また、パッケージやサイトにある和包丁のドローイングは、パリとバルセロナを拠点に活動する世界的なアーティスト、フィリップ・ワイズベッカー(Philippe Weisbecker)さんによるもの(ブランドロゴも氏の手による文字)で、実に10ヶ月に及ぶ大プロジェクトでした。

【プレスリリース】
株式会社福井
刃の道を堂々と歩くHado(刃道)誕生
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000078878.html

【ブランドサイト】
HADOホームページ
https://hado-knife.jp/

【Instagram】
https://www.instagram.com/hado_knife/

株式会社福井
〒590-0934 大阪府堺市堺区九間町東1丁1番10号
TEL.072-227-0001

代表取締役:福井基成
創業:明治45年1月
会社設立:昭和25年5月
資本金:1,000万円

堺打刃物を主力商品として取扱い、また農業・園芸・ガーデニング関連用品や工具・DIY用品をもう一つの主力取扱商品として成長している。自社ブランド商品の開発を進める一方で、さまざまな有力メーカーの代理店業務を務めている。

<HADO貼り箱の作品意図>
世界に通じるコンテンポラリーな和の伝統世界を表現するため、道具に対する造詣が深いフィリップ・ワイズベッカー氏によるドローイングを軸に、紙の質感と貼箱の完成度で美しく仕上げた。内装も紙だけで設計している。海外や日本の道具店以外の販路を開拓するため、配色やデザイン性を活かし新たな顧客へアプローチすることを狙いとしている。

Creative director & Copywriter:田中有史 Tanaka Yuji
Art director & Designer:浪本浩一 Namimoto Koichi
Producer & Construction Designer:村上 誠 Murakami Makoto
Artist & Logotype Designer:フィリップ・ワイズベッカー Philippe Weisbecker

フィリップ・ワイズベッカー
1942 年生まれ。1966年国立装飾美術学校卒業。アーティストであり、出版や広告の仕事も多い。1968 年にニューヨークに移り、アーティスト、イラストレーターとして活動を始める。現在はパリ、ニューヨーク、バルセロナを拠点に活動。


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大、中、小、3サイズのパッケージにはフィリップ・ワイズベッカー氏のドローイングとロゴが入る

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HADOはブランド名でもあり、プロジェクトでもある。
左から職人の丸山氏、企画営業の市川氏、社長の福井氏。

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撮影:福永浩二(PHOTO BANDITS)

お客さま訪問記」シリーズ 5(インタビュー取材)
株式会社福井さんは、2022年に創業110年を迎える堺市の会社です。堺打刃物をはじめ、農業・園芸・ガーデニング関連用品や工具・DIY用品など幅広い商品を扱っています。以前より社内で包丁を内製したいという強い想いがあり、そのブランドの立ち上げに際しコンセプト段階から深く関わらせていただきました。

村上紙器なら他社と差別化できると、密かに思ってました。

堺の高級包丁、貼り箱で
海外向けブランドとして展開

株式会社福井様(大阪府堺市、代表取締役:福井基成)の包丁新ブランドHADO(刃道)。
ブランド構築とパッケージ(貼り箱)について、「包装タイムス 6月7日付(日報ビジネス株式会社)」に掲載いただきました。

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『ワイズベッカーのアトリエ』
企画:公益財団法人 竹中大工道具館
アーティスト:フィリップ・ワイズベッカー
撮影・編集:宮本敏明
取材・和訳:貴田奈津子
英訳:大場千穂 制作年:2020年
◆竹中大工道具館 https://www.dougukan.jp/

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