ポジショニングは行ける場所ではなく、行きたい/行くべき場所

公開日:2021年04月22日(木)セミナー・勉強会

昨日は、大阪産業創造館であったダイハツ「コペン」開発物語セミナーを受講しました。
開発コンセプトや、コペンのポジショニングをしっかりと決めて商品開発に至る経緯、デザイン開発についてお聞きしました。

【事業推進セミナー】
ダイハツ「コペン」開発物語
主催:大阪産業創造館

コペンは軽自動車でありながら、2シーターのオープンカーという強豪が殆どない独自のポジションです。
カテゴリーでいえば「スポーツカー」ですが、ポルシェやフェラーのようなラグジュアリーカーとは違います。

もう少し手が届きやすい価格帯だとミニ/コンパーチブルやマツダ/ロードスターなどがありますが、それで200万円代後半から。軽自動車では、さすがに無理な価格帯です。

軽自動車という価格やサイズなど制限がある中で、2シーターのオープンカーの開発とはどううなものなのか?
興味津々でしたや
もちろん技術的やデザイン、価格など問題はありますが、やはりコンセプトや市場でのポジショニングが重要な鍵になったようでした。

従来の2シーター/オープンカーの敷居の高さを下げて、「もっと身近で楽しいクルマ」でありたい。そしていろいろな要素の中から、乗り心地と操縦安定性に重きを置いたポジショニングでした。

新車価格は180万円代〜からと軽自動車としては高価ですが、その制約の中で2シーター/オープンカーでありながら乗り心地と操縦安定性を重視したクルマづくり。
そして購入した後、お客様とのコミュニケーションを大切にした専用WEBサイトやイベントなどの仕掛けがあるところが秀逸でした。
コペンというブランドを創り上げるのに、様々な仕掛けが功を奏しています。

商品の企画/開発においてコンセプトはもちろんですが、特に市場でのポジショニングの大切さを感じました。

ポジショニング(市場での立ち位置)とは
自社が行きたい/行くべき場所

マーケティングにおいて、ポジショニングはとても重要な考え方です。
顧客にとって自社ブランドが今、その商品群(セグメンテーション)の中でどの立ち位置なのか。

どの顧客に対して、商品を提供するのか(ターゲティング)。

他社と差異化して、どの立ち位置に行くか(ポジショニング)。
これは自社が行ける場所ではなく、行きたい場所/行くべき場所、立ち位置のことです。

他社がひしめき合っているところに行っても、勝ち目はありません。
自社ブランドが、どこを目指すかです。
そんな気づきを、印象深く感じさせていただいたお話でした。

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