中小企業にとってデザインとは?

公開日:2025年06月08日(日)デザイン

この街のクリエイター博覧会、デザインが中小企業の売上と利益を生み出す

デザインが中小企業の売上と利益を生み出す

この街のクリエイター博覧会2025(主催:大阪市、クリエイティブネットワークセンター大阪メビック)に行って来ました。グラフィック、映像、イラスト、建築、空間、パッケージなど、様々なジャンルのクリエイターが勢揃い。大阪のクリエイティブパワーと可能性を体感し、多彩なクリエイターたちとリアルな交流ができる貴重な展示会です。

友人知人も多く参加されていて、久々にお会いする方たちも。話しがはずんで、話し込むこともあり楽しい時間でした。

中でも、友人のデザイナーと話していたときのこと。フリーランスで普段一人でやっていることもあり、どう集客や営業をすればいいのかと悩んでいました。子育て中でもあり中々外にも出られないので、他者との交流がほとんどなく普段は一人でコツコツとやっているそうです。
話を聞くと、地元の商工会議所に所属しているというので「セミナーでもやってみたら?」とアドバイスしました。

cordes design、藤堂智子、パッケージデザイン
cordes designの藤堂智子さんと。

彼女は主に、グラフックやパッケージのデザインをしています。中小企業の経営者向けにデザインのセミナーをしたら、集客ができるのでは?と提案。
中小企業や小さな会社は、一般的にいうデザインについての知識がなく、例えばカタログやパンフレット、商品パッケージなどは元々付き合いのある印刷会社に発注するケースが多くあります。
もちろんそれなりのものは作れますが、ちゃんとしたデザイナーがデザインするのとはやはり違います。

日本はデザインというと色や形、レイアウトなど主に「見た目」を指すことが多いです。しかし、それらは最終的なアウトプットであって、そこに至るまでのプロセス、企業の思いや考え方など情報をデザインするのが本体のデザインです。それが、カタログや会社案内など、目に見えるものになるわけです。

何となくカッコいいもの、見栄えのいいものをつくるのは簡単ですが、それは本来の情報(思い、考え、コンセプトなど)がないと、単なる見かけがいいものにしかなりません。

Balloon Inc.、志水良、パッケージデザイン
Balloon Inc.の志水良さんと。
GRIDE、パッケージデザイン
株式会社グライド〈GRIDE〉

大企業はそれが重要なことをわかっていますから、ちゃんとした予算をかけて制作します。
ところが小さな会社や中小企業ではまずそこまでの意識が希薄なのと、わかっていても「何をどうしたらいいのか?」「誰に頼めばいいのか?」がわかりません。そもそも、デザイナーとの接点がないですからね。
しかし中小企業にも、それらに意識や興味のある経営者はおられます。ただ、キッカケがないのです。

デザイナーが入って、カタログや会社案内、名刺などのコミュニケーションツールをつくることでブランディングにも役立ちます。
自社のブランド構築はすぐに確立するものではなく、長い時間と情熱、そして投資をすることで少しずつ積み重なっていきます。短期的なコストパフォーマンスを求めるものではありません。

羊毛フェルト、堀まさこ、パッケージデザイン
羊毛フェルトの堀まさこさん。羊毛フェルト・キャラクターの貼り箱を作りました。

ブランディングは長期目線で

長期目線でないとブランディングはできません。そこには、経営者の覚悟が必要です。しかしそれをすることで小さな会社、中小企業でも必ずブランドになります。他社との差異化ができるのです。
小さな会社ほど、それは大きなチカラを持ちます。

商品パッケージも、同じです。
パッケージはカテゴリーでは包装資材ですが、実はブランディング・ツールの一つです。アップルのiPhoneやティファニーのパッケージはその典型ですが、パッケージ/化粧箱はブランドイメージを運ぶ存在です。特にパッケージは商品より先にお客様の目に入り、手に触れるものです。

パッケージデザインはブランドの顔

パッケージの第一印象が、ブランドイメージを決めるといっても過言ではありません。その意味では単なる包装/梱包資材ではなく、ブランドの意思を運ぶものなのです。

企業にとって企業イメージ、ブランドイメージに直結します。それは資材コストではなく、長期的なブランドへの投資なのです。
それは積み重なることで、将来のブランド資産になります。大切な資産づくりなのです。

もちろん、ブランド資産は決算書に載りません。
しかし、企業にとってはこの「目に見えない資産(無形資産)」が大きな意味を持ってきます。

経営者にはピンと来ないかもしれません。特に日本の企業は、まだそのことを熟知していません。
それを熟知しているのは主に欧米のラグジュアリーブランド。彼らは長期に渡って、クリエイティブに膨大な投資をしていますが、そのリターンは半端ではありません。

日本の会社はモノの価値にしか値付けできないと考えていますが、ラグジュアリーブランドはまさに「ブランド」という目に見えないものにこそ価値があると考えます。
例えば、極端にいえば世界的な有名ブランドの場合、商品の製造原価の数十倍〜百倍の値付けをしても顧客が列をなすものが存在します。彼らは、そこにプライドを感じています。

これはかなり極端な例ですが、実はラグジュアリーブランドに限ったことではありません。
もちろん中小企業にはそんな膨大な投資はできませんが、身の丈に見合った投資を長期目線ですることで、将来的な売上と大きな利益を確保することが出来ます。

それがクリエイティブであり、商品パッケージ/パッケージデザインのチカラでもあります。
パッケージを含めたデザイン/クリエイティブの力で、あなたのブランドをつくってみませんか?

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