貼箱とはどんな箱?

公開日:2019年08月17日(土)貼り箱

お客様から質問されることもとても多いので、「貼り箱(はりばこ)とは」というページを作成しました。

「貼り箱とは」ページ

一般的な貼り箱の説明は上記のページをご覧いただければと思いますが、弊社が考える貼り箱の特徴や強みを説明させていただきます。

一般的に紙のパッケージには大きな区分として段ボール箱、組み箱(折り箱、トムソン箱)、貼り箱があります。

段ボール箱は、主には商品を運ぶための外装ケースとして使われます。
段ボールシートを多層構造にすることで軽いのに強度があり、輸送中の衝撃から中身を守ることができます。日本国内では95%以上の再生率を誇り、リサイクルの優等生です。

組み箱、折り箱との違い

組み箱(折り箱、トムソン箱)は、商品の化粧箱としてはもっとも一般的なパッケージ。
コートボールと呼ばれる板紙、表面が白く塗工されているので印刷に最適でビジュアルを中心としたデザイン表現性が高く、機械化による大量生産が可能。

しかも量産によって安価に生産できるため、コストを抑えながら大量生産に適しています。

パッケージはブランドとユーザーを結ぶコミュニケーション
ジュエリーのパッケージは、ブランドイメージに直結!!

貼り箱は素材感を活かしたサスティナブルなパッケージ

そして、貼り箱(貼箱ともかきます)。
厚さ1〜2mm程度のボール紙(厚紙)で箱の中芯をつくり、その上から素材(基本的に紙、他に布など)を糊(ニカワ)を使って貼ってつくる箱のことをいいます。


使われる紙は再生紙で、接着剤のニカワは天然原料(動物の皮や骨にあるゼラチン成分)。環境にやさしくリサイクルできる、持続可能なパッケージです。

段ボール箱や組み箱に比べると貼り箱は高価であり、比較的量産には不向きな部分もあります。
特に「コスト」として考えると、組み箱に比べてかなり割高です。単純比較だと1個あたりの単価では数倍〜10倍以上です(もちろん仕様やロット数によります)。

化粧箱としての機能的価値は、厚さ1〜2mm程度のボール紙を使っているので折り箱に比べて強度があり、しっかりとした商品保護が出来ます。

そして何よりもう一つの大きなポイントは、感情(情緒)的価値としての美粧性です。
組み箱は、基本的に印刷を使ったビジュアル表現、パッケージデザインです。

貼り箱は同じパッケージデザインでも、ビジュアルというよりも(ビジュアル表現の貼り箱もあります)芯材であるボール紙の上に貼る素材が特徴です。

ブランドコミュニケーションとしてのパッケージ/貼り箱
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素材としては基本的に「紙」を使いますが、主にファインペーパー/ファンシーペーパーと呼ばれる印刷用紙と違った手触り感など質感や色を使った装飾性の高い洋紙を貼ります。
表面に印刷したのではなく、紙を漉く段階で原材料から色に染めたもので、色は比較的安定しています。

これは商業印刷に使う印刷用紙(コート紙、アート紙)のようにパルプ100%ではなく、古紙を配合したものが多いです。銘柄によって違いますが、古紙配合率は10%くらいから多いと50%以上。
ただし近年は古紙の原料調達が難しいようで、古紙配合率は低下傾向にあるようです。
(全体的にFSC®森林認証紙が多く、近年はケナフやパガスなどの非木材パルプを配合したものも増えています。)

詳しくは、「環境に配慮した高級美容液の化粧箱/パッケージ」をご覧ください。

そのビジュアルではない素材感、質感をどう活かすかが貼り箱としてのパッケージデザインです。この素材感、質感を活かしたデザインが、CMFデザイン(※)。

プロダクト表面を構成する「色(Color)、 素材(Material)、 仕上げ(Finish)」の頭文字を取ってCMFデザインといいますが、欧米では20年以上前から考えられていた概念で自動車や家電などプロダクトではとても大切な要素です。

※これは、数年前の日本でのCMFデザインの第一人者であるFEEL GOOD CREATION代表の玉井美由紀さんとの出会い。
「CMFデザインって、まさに貼り箱のことやんー!!」と興奮したのがつい最近のように感じます。

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素材感(質感)によって商品コンセプト、そしてメーカー企業、開発者の「思い」を表現する貼り箱。ビジュアル表現とはまた違ったアプローチですが、それが貼り箱の最大の特徴だと思っています。

費用や量産性の面はありますが、貼り箱には独特の美粧性があり、和洋菓子、高級な贈答品やギフト商品、化粧品、美容器具、アクセサリー、DVDケースなど多様な商品に適合。
何よりメーカー企業の思いを届けるものであり、お客様とのコミュニケーションをデザインしたパッケージだと考えています。

パッケージは一番外側にある中身

化粧箱は商品を包む外装の意匠ですが、その外見は実は「一番外側にある中身」なんです。

そう考えると貼り箱にかける費用は包装資材としての単なる「コスト」ではなく、商品のブランドを創り、お客様とコミュニケーションするための「投資」なんですね。
視点を変えると、新たな貼り箱の姿が見えてくるのかもしれません。

商品パッケージ、お悩み、ご要望
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パッケージ/貼り箱は、大切な顧客接点

そして最後に、あなたのブランドがお客様との大切な顧客接点(コンタクトポイント/タッチポイント)として、貼り箱を使っていただきたいです。
ブランディング(ブランド構築)は、ホームページやパンフレット、広告、パッケージなど、ブランドイメージを積み重ねていくことで醸成されていきます。
そのための大きな役割の一つが商品パッケージである「貼り箱」であり、その意味を考えることでパッケージの新たな視点が生まれます。

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(まずは、ちょっと電話で聞いてみたい時は06-6653-1225 担当:村上 誠 まで)

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