パッケージデザインは、人をつなぐブランドコミュニケーション
公開日:2022年10月01日(土)|ブランディング
単なる包装資材から「見えない資産」へ。長期的なファンを育むブランドエクイティ(ブランド資産)戦略
<Xでシェア> <Facebookでシェア>ネット通販で届いた箱を開ける瞬間――それこそが顧客とブランドが最初に出会うタッチポイントです。単なる「包む道具」と思われがちなパッケージですが、実は顧客の心を掴み、長期的なファンを育む重要なブランド資産。色や素材感(CMF)が織りなす、人とブランドをつなぐ秘密に迫ります。

経営戦略としてのパッケージデザイン:商品を売るだけでなく「ブランドの意味」を届ける方法
商品パッケージ/デザインの機能的価値は、包装資材として商品を「包む」「保護する」「運ぶ」ことです。しかし情緒的価値としては、「ブランド価値(コンセプト)を伝える」「ブランドと顧客/消費者をつなぐ」「ブランドの大切なコンタクトポイント/タッチポイント」というブランドコミュニケーションです。
それは長期視点でみて、ブランド資産となります。つまり、目には見えないブランド・エクイティ(ブランドの持つ資産価値)なのです。
最近では店頭ではなくD2Cを含むネット通販で、実物の商品を見たり触ったりすることなく購入することが多くなってきました。
そんなとき、宅配便で送られて来た梱包を開けて最初に接するのが、商品のパッケージ/化粧箱です。ブランドと顧客が出会う、最初の接点(コンタクトポイント/タッチポイント)です。
このときのファーストインプレッション(第一印象)が、ブランドイメージに直結します。商品パッケージが、ブランドと顧客のコミュニケーションになる所以です。

パッケージは最強のタッチポイント。顧客の心に残り続ける「価値」の作り方ィングに欠かせないパッケージ
ホームページ、チラシ、名刺、パンフレット、カタログ、広告など数ある顧客接点(コンタクトポイント/タッチポイント)の中でも、パッケージデザイン/化粧箱/貼り箱(はりばこ)は、マーケティングとブランディングにとても重要な役割を果たします。
私たちが企画・製作する貼り箱は、一般的なビジュアルのパッケージデザインではありません。CMFデザインと呼ばれるプロダクトのサーフェイス(表面)を構成する3つの要素を差します。
それは、COLOR(色)/MATERIAL(素材)/FINISH(仕上げ)。
CMFデザインによってブランドイメージやスタイル、美しさやグレード感など、ブランドコンセプトをパッケージ/貼り箱自身に語らせることができます。
紙などの素材を貼って作るという貼り箱の一番の特徴である「素材感(質感)」が、パッケージデザインの肝になります。貼り箱はブランド価値を伝え、人をつなぐブランドコミュニケーションになるのです。
人をつなぐ。届いた瞬間にファンをつくるパッケージの役割
目には見えませんが「人をつなぐ」という意味で、とても大切な役割を担っています。
パッケージ/パッケージデザインの機能だけではなく、ブランドコミュニケーションとしての意味を考えてみてください。
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著者:村上紙器工業所 代表 村上 誠
大阪で三代続く貼り箱製造業を営み、パッケージを通してブランド価値を設計するパッケージコンセプター。30年以上、様々なお客様の課題解決の経験を活かして、パッケージデザインから顧客価値を提供します。
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【コミュニケーションって、こういうこと】
コミュニケーションって、なんでしょう。ブランディングやコンセプトなどと同じで、わかっているようでも意外とわかっていない(説明しにくい)言葉のひとつかもしれませんね。

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