灯油缶に入ったシャネルはシャネルか?
公開日:2023年10月29日(日)|ブランディング
コピーライター糸井重里さんの言葉。
商品環境で価値が変わる
商品は、環境ごと商品なんだ。
商品は、それ自体「単体」で価値を持つことは出来ない。
例えば、シャネルの香水が灯油缶に入って街の商店街で売られていたら、あなたはそれを買いますか?
多分、買わないでしょう。特に、シャネルのファンなら。それは、シャネルではないからです。
美しくパッケージされて、きれいなお店でセンスよく着飾った店員から買う。
ここまですべて含んで、はじめてシャネルなのです。
(出典:インターネット的、糸井重里より)
商品自体は存在しても商品を取り巻く環境、パッケージ、お店、接客する人、もっというと使う顧客、などの環境を含めて商品として成立しています。
商品パッケージは、その商品環境の一つであり大切な要素です。
つまりある意味、パッケージ/化粧箱は商品の一部なのです。
パッケージは一番外側にある中身
ブランディングとコミュニケーションの視点で考える
と言われますが、まさに商品を取り巻く環境の一部です。
言ってみれば、商品パッケージはブランディングの一つであり、ブランドコミュニケーションです。単なる包装資材ではありません。
ブランド戦略として、パッケージ/パッケージデザインを考えてみてください。
パッケージの本来の「意味」がわかってくるのではないでしょうか?
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