存在感のある貼り箱/パッケージを生み出す職人技、クラフツマンシップ
公開日:2019年09月23日(月)|貼り箱
貼り箱/パッケージの仕上がりは手の加減が大切
手でつくるということ、クラフツマンシップ
私たちは、自分たちの「手」で貼り箱をつくっています。
その作り方には、手加減(手ごころ)が大切です。
手加減とは手で感じたとったことを、さらに手によって力の入れ具合や動かし方で伝えていくことです。


なかなか言葉では表現しにくいですが、それは手がわかっています。
手から手へ受け継がれてきた伝統の技であり、愛おしむように育んでいくものです。
手加減を操れるのは生産ラインに入っている全員が、オペレーターではなく職人だからです。
紙は、生きもの。
そのときの温度や湿度、素材によって紙の伸び縮みや中芯であるボール紙にどう馴染んでいくか。
そして接着材であるニカワの状態(濃度や温度)によって、紙がうまく箱に貼ることができるか変わってきます。
最近は技術の向上で量産用の自動化機械で貼ることが多いですが、現代において効率化とはまた違った手加減による貼り箱づくりをしています。
そして私たちのつくる貼り箱の魅力とは、シンプルな美しさ。
その中に、どことなく感じる艶っぽさ。
長年の経験によるクラフトマンシップがあるからこそ、見た目の美しさだけでなく、表情豊かで存在感のある、そして手にした人が感動さえするような、そんな化粧箱が生まれるのです。
ニカワ(膠):
世界中で、貼り箱は接着材としてニカワを使っています。
ニカワとは、牛や豚など動物の骨や皮などから抽出したゼラチンを主成分とする工業用のゼラチンです。
関連時期:
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- 経営戦略×パッケージ×ブランディング
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