パッケージデザインとイノベーション
公開日:2025年05月27日(火)|ブランディング

ブランド信仰の強い日本
言わずと知れたカフェ・チェーンの王者、シアトルで1971年に創業されたスターバックス。今、本家アメリカでは減収減益ですが、日本は今でも成長を続けています。
それは日本独自の新商品開発や、おもてなしにみられる日本特有のお客様サービスなどがあるのでしょう。日本人はブランドに対する意識、所謂「ブランド信仰」が高いことがあげられますかね。
日本人は特に、欧米の高級ブランドやラグジュアリーブランドには弱いところがあります。しかし、日本にはそういった「ブランド」がほとんどありません。
彼らはブランド構築(ブランディング)に膨大な手間と時間、投資をしますが、それらは日本企業にとっては「コスト」と捉える面が多いのです。やたらとコストパフォーマンスを求めますし、とにかく「コスト削減」が第一なのです。

価値創造のイノベーション
ときどき話が来る、自動車のスマートキーを入れる貼り箱。
以前、北欧の大手自動車メーカーの案件が来たことがありますが、提案がすんなり通り価格も一切値切られることもありませんでした。
ところが日本の大手自動車メーカーからも話はありますが、どれも「コストが合わない」の一言でおわりです。国内最高峰ブランドでさえ、コストが合わないの一点張り。
自動車に限りませんが、日本メーカーはいい加減「コスト削減」から「価値創造」に変わらないとイノベーションなんて起こせません。
長期的な「ブランドへの投資」という目線になれば道は拓けると思いますが、付加価値やイノベーションといいますが、現実にはそこに投資をする感覚が欠けています。
ブランドの本当の意味を、履き違えているのかも知れません。
パッケージデザインはブランド投資
単なる包装資材だとコストですが、「ブランドイメージを伝える」「ブランドと顧客をつなぐ大切な顧客接点」と考えればコストではなく、間違いなく「ブランドへの投資」であり、ブランド資産になるものです。
そこを考えて、パッケージデザインを企画・製作していただきたいです。
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