脳が感じるパッケージ体験、貼り箱の「質感」がブランド価値を決める

公開日:2025年08月06日(水)ブランディング

脳が感じるパッケージ体験、質感、ブランド価値

ニューロマーケティング:潜在的に脳が感じる感覚

ニューロマーケティングって、あまり聞き慣れない言葉ですね。これは、簡単にいうと「人が無意識に感じる “脳の反応” を利用して、より効果的なマーケティングを行う手法」です。

もう少し噛み砕くと

  • 脳科学や心理学の知見を使い、「人が何に心を動かされるか」を科学的に解明すること。
  • 購買行動の多くが「無意識(感情)」で決まることを前提に、脳や五感に心地よい刺激を与えるデザイン・体験を設計すること。
  • 例えば「色」「形」「音」「手触り」「香り」などが、人の気分や判断にどんな影響を与えるかを測ること。

超シンプルに例えると

人は “頭で考えて買う” のではなく、“脳が気持ちよく反応して買ってしまう” 。
この “脳の気持ちよさ” を研究し、マーケティングに活かすのがニューロマーケティングです。

人の脳は無意識にブランドイメージをつくる

私たちはモノを「目で見て」選んでいるようで、実は「手で触れて」価値を判断しています。
村上紙器工業所がこだわるのは、貼り箱の質感。その理由は、人の脳は触感に強く反応し、無意識にブランドイメージを形成しているからです。
それは、ニューロマーケティングが明らかにした科学的な事実。「記憶に残る体験(ブランド体験)」を届けるために、素材の質感が果たす役割とは?

【1】「触感」は、ブランドの第一印象になる

私たちの脳は目で見るだけでなく、触れることで「好き」「嫌い」「信頼できそう」といった判断を下しています。
上質な紙の滑らかさ、ざらざらした紙の素材感、布貼りの柔らかさ、マットな紙の手触り。これらの触感は、商品そのものの価値ブランドの印象を大きく左右します。
例えば、滑らかで上質な質感に触れたとき、脳内では島皮質(とうひしつ)という感情処理の領域が活性化し、ポジティブな感情とともにブランドイメージを深く記憶します。

【2】触感によって「高級感」が “脳内で演出” される

人は「重厚感がある」「硬さがある」「素材の良さがわかる」などの感覚から、これは高価そう、信頼できそうといった判断を無意識に下します。
これは「ハプティック・ブランディング(触覚ブランディング)」と呼ばれる考え方で、商品の価格帯や価値を “触った瞬間に” 脳が感じ取るという現象です。

村上紙器工業所がつくる貼り箱/化粧箱は、ただ包むだけでなく、商品価値を「脳内で底上げ」する仕組みをデザインしています。

触感はブランドの第一印象、質感のあるパッケージ

【3】多感覚連動:目で見た「世界観」を手で確かめる

ニューロマーケティングの研究では、視覚と触覚は連動してブランド体験を作ることがわかっています。
例えば、美しいロゴやデザインでも、パッケージの触感が安価だと、脳はそれを “本物ではない” と判断してしまいます。逆に、しっかりした質感があると、「このブランドは信頼できる」と脳が確信するのです。

【4】人の手でつくる質感が、「共感」と「信頼」を生む

私たちの貼り箱は、一つひとつ職人の手で仕上げています。
それは非効率に見えて、実は人のぬくもりや誠実さを感じる手触りを生む、マーケティング上の強力な武器です。
このような手仕事の温かみは、脳内で「信頼」「共感」「丁寧さ」といったポジティブな感情に変換され、ブランドへの好意と忠誠心を高めるのです。

【5】質感は「無意識に働きかけるマーケティング装置」

貼り箱の質感は、見た目では語れない価値を伝えます。
それは言葉ではなく、五感と脳に直接届くパッケージからのメッセージ

だからこそ、私たちはパッケージを「モノを入れる箱」ではなく、「ブランドを体験させる装置」と考えています。

【まとめ】

貼り箱の質感は、商品を守るだけではありません。
それは、ブランド体験を構築する “無言のメッセージ” であり、顧客の心に残る「記憶」そのもの
脳は、覚えています。あの感触を…。
そして、無意識に「またこのブランドを選びたい」と感じるのです。

あなたのブランドの “触感” を、貼り箱でデザインしませんか?

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