新規EC事業ではじめるクロコダイル長財布販売のパッケージ/化粧箱
公開日:2022年06月10日(金)
パッケージのブランディングとしての魅せ方
新規でクロコダイルの長財布の販売を、EC事業として始めるお客様からのご依頼で作ったパッケージ、化粧箱です。高級サイフの新規ブランドを立ち上げるとのことで、ご相談をいただきました。
お客様が東京からちょうど出張で大阪に来られることがあったので、弊社にお越しいただいて対面でお話をさせていただきました。
いろいろとお話を伺い折角オリジナル・パッケージを作るので、やはりあまり他にはない高級感のあるパッケージに仕上げたいと、仕様を詰めていきました。

箱の形状は、シンプルな「かぶせフタ式(C式)」。
そのシンプルさの中に、貼り箱独自の特徴である表面に貼る紙の色や素材感にこだわりました。
お話をした中で貼り紙は、弊社でもよく使う「五感紙・黒」と「キラキラ・ブラック」の二つに絞られましたが、最終的にブックデザイナーの名久井直子さんがデザインされた「手軽なパール」紙のキラキラ・ブラックに決まりました。

価格的には高価な紙ですが、マット系の紙に比べて程よいパール感があり、しかし派手すぎない繊細なパールの光沢感があり、上品な質感とブラックがあいまったいい感じの紙になりました。
弊社でも初めて使う紙で、表面の光沢感から接着がうまくいくのか少し心配でしたが、テスト貼りで上手く貼れたので「これなら貼れる」と判断しました。
作ってみると、この上品なパールの素材感と色合いが予想以上に高級な上質感を醸し出しました。まさにCMFデザイン(下記参照)を活かした感覚的な価値を醸成した、ブランディングにも通じる貼り箱になりました。
こんなパッケージで長財布を贈られたら、受け取って箱のフタを開けるとき、きっとワクワクしてしまいますね。
そんなあなたに、素敵なパッケージとともに素敵なギフトを贈ってください。
※CMFデザインとは、モノの表面(サーフェイス)を構成する3つの要素。COLOR(色)、MATERIAL(素材)、FINISH(仕上げ)を使ったデザイン。CMFによってプロダクトが、それを手にする人と五感を通じてメッセージを受け取りコミュニケーションすることが出来る。
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(まずは、ちょっと電話で聞いてみたい時は 06-6653-1225 担当:村上 誠 まで)
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「ブランディングって、こういうこと」





撮影:EOS R6 +RF24-105mm F4 L
Photo by Makoto Murakami
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