化粧箱とイノベーションとマーケティング

公開日:2021年01月03日(日)貼り箱

現代マーケティングの第一人者であるフィリップ・コトラー氏が、近年注目している日本企業「富士フイルム」。もともと、富士フイルムは映画や写真用のフイルム・メーカーでした。
ご存知のようにカメラ市場はデジタル化が急激に進み、フィルムの需要はみるみるうちに縮小しました。

2010年までに写真フイルムの売上は、ほとんどなくなりました。同じく世界的フィルムメーカーであるイーストマン・コダック社は、フイルム市場の急減少に伴い2012年に倒産しました。

コダックはなくなったのに、富士フイルムは生き残った。
一体、この2社の何が違ったのか?

コトラー氏いわく「苦境に陥った時、リーダーがまず注目すべきはコストではない。企業の2つの機能、イノベーションとマーケティングにおけるリーダーシップの強さ」だと考える。

イノベーションとは意味の転換で、新たな「価値」を創造すること

イノベーションとは日本では「技術革新」と訳されることが多いですが、それだけではなく従来あるものでも意味の転換によって新しい「価値」を創造すること。

今の富士フイルムは、ディスプレイ用フィルム部材や医薬品、さらに化粧品や健康食品など、元々フイルムで培った技術を使った事業を展開しています。ここで大切なのは今までと全く違うことをするのではなく、培った技術(事業の基本)を使って新しい価値を創造することです。

一般的に「コスト削減」が優先される傾向がありますが(それが悪い訳ではない)、それが新たな価値を生むわけではありません。もっと、違う「価値」に目を向けてもいいんじゃないでしょうか。

パッケージが、ブランドコミュニケーションの役目を果たす

商品パッケージは企業とお客様(ユーザー)との最初のコンタクトポイント/タッチポイントであり、顧客体験(CX)の大切な接点です。
化粧箱/パッケージは、ブランドにとって第一印象になるとても重要な役割を果たします。昨年のコロナ禍が、メーカーにとって化粧箱の重要性を改めて顕在化させました。

あなたのブランドにとって化粧箱が、ただの梱包/梱包資材ではなく、どんな存在でありどういう意味があるのか?
パッケージ/化粧箱の新たな価値を創造してみてください。

「知の巨人たち」コトラーがドラッカーから得た学び
(日経ビジネスより)

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