商品パッケージの本質的な価値とは?

公開日:2020年02月11日(火)貼り箱

誰に何を売るかで売り方、届け方は違う

私たちが作り、売っているのは貼り箱(はりばこ)と呼ばれる商品パッケージ、化粧箱です。

商品パッケージは、製品カテゴリーでいうと包装資材です。
それはつまり一般的には、商品の費用・コストとみなされます。となると当然、安い方がいいのです。
しかし、ただ安ければいいというものではありません。安くていいものが求められます。

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例えば、私が自動車を売る営業マンだとしましょう。
売るものは、自動車です。
自動車と言っても、いろいろな種類、車種があります。
荷物を運ぶトラックや乗用車(低燃費でコストパフォーマンスの良い車から高級車まで)、そして高級スポーツカーなど。

自動車という大きなカテゴリーでは同じクルマですが、車自体も顧客も全く違います。
そうなると、営業の仕方も当然違ってきます。
トラックだと積載量ですし、今人気の小型ハイブリット車だと売りは低燃費や価格の安さです。

これが外国車も含めて高級乗用車だと、コストパフォーマンスというよりもデザイン性や内装の豪華さだったりします。

そしてポルシェやフェラーリなら、車が醸し出すラグジュアリー感やそのブランドを所有する喜びであり、燃費や価格はあまり意味がありません。

自動車の営業マンにとっては、小型乗用車とポルシェやフェラーリを売るのとでは「売り方、届け方」そのものが違うのです。

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お客様にとって本当に必要な貼り箱とは?

貼り箱も、これと同じです。
お菓子など一般的な食品は商品単価が安く大量に販売する商品のパッケージは、どんなにいい貼り箱でも高価だと買ってはもらえません(一部の例外はあります)。
もちろんそれなりのクオリティは求められますが、それよりもいかに効率よく安価に短納期で生産・供給ができるかです。

しかしこれらとは違い、とても大切な商品(すべてが高価だとは限りませんが)を丁寧に売るとなると、パッケージ・化粧箱としての貼り箱は単に効率を求めたものとは違ってきます。

数量的にも大量生産ではありませんし、クオリティだけでなく商品ブランドのコンセプトやストーリーを感じさせる何かが必要になってきます。
そこをお客様に訴求しないと、貼り箱の重要性はご理解していただけません。

我々の紙器(紙製容器)業界ではどうしても数量を売ろうとするため、マスブランドがターゲットとなり価格などスペック重視の営業になります。

ブランドらしさをデザインする
パッケージは顧客との接点、コンタクトポイント
そして、貼り箱は人の心を動かす

私たちは製造自体が小規模で、元々貼り箱の量産は出来ません。
小規模は小規模なりの訴求の仕方があり、ハード面などのスペックではなく、お客様の「ブランド価値」をどう高めるか・伝えるか(ブランディング)を、貼り箱を通してご提供したいと考えています。

それが、私たちがお届けする貼り箱の本質的な価値です。

<貼り箱の製作事例>

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クライアント:田中克幸氏(株式会社ケイプラント アートディレクター)のご感想
写真集『HIROSHI NONAMI PORTFOLIO 1989-2007』のために、私は何としてもよい箱を作ってくれるアテを見つけなければならなかった。おおよその形と機能は決まっていたが、それを作る職能に出会えないまま、ふと1年以上も前に扇町インキュベーションプラザで交わした名刺を思い出した。おお、ともあれ天神ノ森へ突撃!

線路脇にこんもりと杜の繁った天神ノ森天満宮からほど近く、のんびりした下町を縫うように歩くと、村上紙器工業所に辿り着いた。ご家族で営む典型的な家内制手工業の小さな工場には、化粧紙と芯紙を圧着する膠の柔らかい香りが充満し、所狭しと様々な機械が並んでいる。

代表の村上誠さんは、その工場を1階から2階へと丁寧に案内してくださって、貼り箱魂の伝導に余念がない。いきなりの電話にもかかわらず、村上さんは快く私の訪問を迎え入れてくださり、その場で貼り箱の構造にも具体的なご提案をしていただいた。
あとは用紙や強度や見積りやらで打ち合わせは進み、上がったサンプルは120点の超満点、一件落着を迎えることができた。

白雪姫は猟師に連れられ森に迷い込んで七人の小人に助けられたが、私は天神ノ森へ突撃して村上一家に助けられたわけです。これからもよろしくお願い申し上げます。
株式会社ケイプラント 田中 克幸

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