化粧箱/パッケージを人の手でつくるということ
公開日:2025年07月26日(土)|貼り箱

村上紙器工業所は、貼り箱/パッケージを人による「手加工」で作っています。
普通なら機械化された効率重視が良いとされますが、今の時代において「人の手でつくる」ことはそれと逆行しますが、「人の手でつくる」からこその良さは何でしょう?
機械化・効率化が進む時代にあえて「人の手でつくる」ことの価値は、単なるノスタルジーではなく、現代の市場や顧客の求める “本物” や “唯一性” に深く響くとは思いませんか?
「人の手でつくる」からこその良さ・価値
(1)唯一無二の質感と美しさ
機械では表現できない微妙な “折り目の柔らかさ” や “繊細な貼り合わせ” は、熟練の職人の「手」だからこそ。
一つひとつ違う味わい深い質感は、ブランド高級感や上質感、そして特別感を高めます。
(2)細やかな微妙な調整と対応力
手加工なら、素材のわずかな個体差や製品の形状に合わせて柔軟に対応可能。
機械的な大量生産品にはない、きめ細やかな “おもてなし” 品質を実現できます。
(3)ブランドの “想い” を込められる
機械は道具ですが、手仕事は職人の経験や感性が宿るもの。
「この箱を手にする人に、どう感じて欲しいか?」を考えながら作る、意思のあるものづくりができるのは人の手ならではです。
(4)限定品・小ロット対応が得意
機械化は大量生産に適している一方で、手加工は小ロット・多品種に柔軟に対応でき、オーダーメイドのブランド価値を支えます。
(5)環境負荷の軽減や持続可能性にもつながる
大量生産のための過剰なエネルギー消費や廃棄ロスを抑え、必要な分だけ丁寧に作ることでよりサスティナブル(持続可能)な生産が可能です。
(6)顧客の共感を呼びやすいストーリー/物語になる
「人の手でつくられている」という事実は、現代の消費者/ユーザーにとって商品そのものの価値だけでなく、背景にある職人の手技や物語を感じる “感情的価値” を生みます。
まとめ
機械加工のメリット | 手加工のメリット(村上紙器の強み) |
早く大量に安く作れる | →丁寧で繊細な仕上げ |
均一な品質 | →微細な調整が可能で唯一無二 |
コスト削減 | →ブランド価値や特別感の創出 |
量産対応 | →小ロット・多品種に柔軟対応 |
標準化・効率化 | →持続可能性・共感のストーリー |
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