マーケティング/ブランディング視点での顧客接点とは?

公開日:2025年07月26日(土)ブランディング

マーケティング/ブランディング視点の顧客接点

顧客接点(タッチポイント/コンタクトポイント)は、マーケティングやブランディングにおいてとても重要な概念です。

(1)顧客接点とは?

顧客と企業(ブランド)が接するすべての場面・機会のことを指します。

例えば、以下のようなものです。

種類具体例
オフライン→ 商品パッケージ、店舗、営業、展示会、DM、ポスター、テレビCM
オンライン→ ウェブサイト、SNS、ECサイト、メールマガジン、広告バナー
人的接点→ 店員、営業マン、カスタマーサポート
商品そのもの→ 商品のデザイン、使い心地、品質など

ブランド体験を形づくる、顧客との出会いの一覧表
顧客接点マップ(Customer Touchpoint Map)

フェーズ接点カテゴリ具体的な顧客接点顧客の心理・体験ブランドが伝えるべきこと
認知前(認知誘導)オンライン広告・PRSNS広告、Google検索、業界メディア掲載「こんな会社があるんだ」ブランドの世界観、強み、印象的なビジュアル

オフラインPR展示会、業界紙、紹介「プロっぽい」「信頼できそう」実績・信頼性・人の手による価値
興味・関心ウェブサイトホームページ、事例ページ、製品ギャラリー「ちゃんとしている?」「実力は?」提案力、クラフト感、丁寧な仕事

SNS・コンテンツInstagram投稿、note、YouTube「この箱、素敵」「技術力がある」温もり、工夫、物語性のある製品紹介
検討・比較問い合わせ対応メール対応、電話応対、資料送付「信頼できる会社かな?」丁寧な対応力、柔軟性、技術知識

サンプル・提案資料実物の箱、素材見本、ブランド提案書「期待以上」「プロだな」モノの説得力、顧客に寄り添う姿勢
購入・導入商品そのものパッケージ自体(貼り箱)「この箱、想いが伝わる」品質感・手触り・こだわり

納品体験梱包、納期の正確さ、開封体験「気持ちいい」「安心」信頼性、細部の丁寧さ、誠実さ
使用・共有顧客の商品を包む体験販売現場・店舗で使用「うちのブランドに合ってる」一体感、ブランド価値の支援

エンドユーザーの反応SNSでの拡散、レビュー「この箱ステキ」「捨てられない」共感、共創、デザイン性
継続・関係深化アフター対応フォロー連絡、再提案、相談「また頼みたい」長期的パートナー、進化し続ける価値

ファンづくりブランドニュース、紙通信、感謝状「応援したい」人と人とのつながり、真心、共感

■ ポイント

  • 「貼箱」や「手加工そのもの」も顧客接点である
  • 物理的な接点と感情的な接点の両方を可視化する
  • 目的は、すべての接点でブランドの価値を一貫して伝えること


(2)なぜ顧客接点が重要なのか?


ブランドや商品に対する「第一印象」や「信頼感」「ファン化」は、これらの接点とどれだけ多く接することができるか。また、その質に大きく左右されます。
例えば…

  • 高級感や上質感を打ち出すブランドがチープなパッケージに入っていたら?
  • 丁寧な接客をウリにしているのに、SNSの返信が雑だったら?
  • ブランドのコンセプトが一貫せず、接点ごとにメッセージがバラバラだったら?

→ 顧客の頭の中でブランドイメージがぼけたり、不信感?が生まれます。

(4)マーケティング/ブランディング視点での顧客接点の役割

顧客接点は、ブランドの「約束」や「世界観」を、体験として届ける場です。
一貫性があればあるほど、顧客の中に強いブランド認識が形成されます。

  • ブランドを知ってもらうきっかけ
  • 信頼や好印象をつくる場面
  • 購入やリピートにつなげるチャンス
  • ブランドのビジュアル(ロゴ・色・フォントなど)
  • ユーザー体験(問い合わせへの対応、購入後のケアなど)
  • トーン&マナー(言葉遣い・雰囲気)

→ これらをすべて「顧客接点」で体現することで、ブランドの信頼・好感・記憶が生まれます。

(5)顧客接点の価値

例えば「貼り箱(化粧箱)」は、とても重要な顧客接点の一つです。
パッケージ/パッケージングは、商品と出会う最初の瞬間=「第一印象/ファーストインプレッション」を担っているからです。

特に手加工・クラフト感のある貼り箱は、ブランドが伝えたいメッセージ(コンセプト・品質・温もりや物語性など)を、言葉を使わずに語る強力な顧客接点になります。

(6)まとめ

ポイント説明
顧客接点とは→ 顧客とブランドが出会うすべての場面
重要性→ ブランドイメージの形成、信頼感の構築、購入・リピート行動に直結
戦略的活用→ 一貫性を持って設計・演出することで、ブランド力を高める

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