パッケージがイノベーションを起こす理由とは?
公開日:2025年01月19日(日)|ブランディング
包装コストをブランド資産に変える!同質化を脱する「知の探索」のすすめ
<Xでシェア> <Facebookでシェア>他社との価格競争から抜け出したい経営者必見。単なる「包装コスト」になりがちなパッケージを、未来の市場を切り拓く「ブランド資産」へと変貌させる方法とは?経営学の「両利きの経営」を基に、3〜5年先を見据えて自社商品に圧倒的な差別化とイノベーションを起こす、新たな戦略を解説します。

パッケージ/パッケージデザインは、商品の「顔」でありブランド資産
パッケージがイノベーションを起こす。これだけ聞くと「何それ?」となりますよね。今までパッケージは包装資材であり、単に資材コストと考えられていました。
もちろんパッケージは「商品の顔」であり、同じ商品でもパッケージ/パッケージデザインによって、それが売上げにも直結します。
早稲田大学ビジネススクール教授で、経営学者の入山章栄氏が提唱する「両利きの経営」。企業がイノベーションを起こすには、「知の深化(exploitation)」と「知の探索(exploration)」の両方が経営には必要とのこと。
ただ日本企業は知の探索はあまり得意ではなく、知の深化に特化している会社がほとんどです。知の深化は今ある物事を深堀りすること。既存事業の品質改善や業務の効率化など、これは眼の前の売上げに直結します。
しかし知の探索は、マーケット(市場)そのものを新たに切り開いたり、既存の商品でも違う要素(概念)を組み合わせて新たな価値を生み出すなど。すぐに結果が出ることは難しく、時間とコストが入ります。それには人材や投資が必要で、リターンがすぐには得られる訳ではないので、企業として時間もお金も辛抱が必要になります。
知の探索がイノベーションにつながる
企業のトップは「これからはイノベーションが必要だ」と簡単に言いますが、簡単に結果には結びつきにくいのです。
しかし今の時代、知の探索をやっておかないと他社との差異化はできません。品質改善や効率化を進めれば進めるほど、どの企業も同じような商品やサービスになるのです。
それは、B2CはもちろんB2Bにもいえることです。

包装資材ではなく、ブランドコミュニケーション
そこで、商品のパッケージです。
従来は包装資材としてコストが安く、それなりの見栄え(高級感)のするものが常識でした。
これを知の探索としてパッケージはブランドとユーザーの大切な顧客接点と考え、「ブランドコミュニケーション」のためのものと考えると、パッケージによるイノベーションを実践できる。と考えられないでしょうか?
イノベーション投資が、あなたにとってブランド資産になる
そのためには、時間もコストもかかります。
今までの自社の認知を超えることで、イノベーションを起こせる。これは仮説ですが、目の前のコストではなく3年先や5年先を見据えた知の探索とするなら、今イノベーション投資をすることで、これはあなたにとってブランド資産になります。
包装資材から、ブランドコミュニケーションへ。
あなたも、商品パッケージでイノベーションを起こしてみませんか。
著者:村上紙器工業所 代表 村上 誠
大阪で三代続く貼り箱製造業を営み、パッケージを通してブランド価値を設計するパッケージコンセプター。30年以上、様々なお客様の課題解決の経験を活かして、パッケージデザインから顧客価値を提供します。
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