2011年04月21日(木)20:06|クリエイターとの作品
京都北部・綾部の黒谷和紙漉き師、「創る和紙職人」ハタノワタル氏からご依頼いただいた「たまごのカードボックス」のための貼箱です。
ほぼ名刺サイズの"たまごのカード"は、ハタノワタル氏の"手漉き"の黒谷和紙です。
それも、"耳"付き。
これは、和紙を漉くときに型を作り、耳にあたる部分に"透かし"を入れておき、それをあとから一枚一枚手で千切るという作業で出来上がります。
出来上がった"たまごのカード"、しかし商品にするには"箱"が必要です。
そこで、Twitterで相互フォローしていた私へ、貼箱の依頼が・・・。
当初、「中身は手漉きの和紙ですが、貼箱は和紙でなくてもいいです。」とのリクエストでした。
しかし、ハタノワタルさんのサイトやブログを読ませていただくと、モダンな洋紙というのもイメージが違うようで、和紙に通じるような"やわらかい"感じが合うんじゃないかとハーフエアを提案させていただきました。
<ハーフエア>
〜自然の空気を吸い込んだ紙〜
自然の中にある、どことなく暖かく、柔らかな感触をイメージして
半分「エア」を吸い込んだ、いままでにない紙です。
サンプルを見ていただくとハタノさんも気に入っていただき、色は白過ぎると汚れが目立つため、少し生成りっぽい色合いの"ヘンプ"を使いました。
箱本体は、ミ・フタとも1.5mm厚のボール紙を使用。小さい貼箱のわりにはしっかりした厚みと堅さがあるので、手に持ったときには見た目よりもずっしりとした重厚感を感じます。
そこが一般的な組み箱(トムソン箱)とは違う、貼箱のおもしろいところです。
そして、貼箱の表面にはハタノさんがデザインした文字を黒の箔押しを施しました。
ハーフエアのしっとりとした風合いに、くっきりと浮かび上がる黒い文字。
ハタノワタルさんの黒谷和紙に対する思いが詰まった、「たまごのカード」にぴったりの貼箱ができたと思います。
今も手仕事の伝統が残る倉敷を拠点に活動する雑貨メーカー、倉敷意匠さんで販売されています。
たまごのカード (小) 30枚セット 小売価格:¥2,992円
貼箱の<お問い合わせ>は、こちらからお願い致します。
この貼箱が作られる様子です。
2011年4月に大阪梅田ブリーゼブリーゼにて展示販売をされたときに、
ハタノワタル氏へのインタビューした映像です。




これがきっかけとなって今度は"入れ物"としての貼箱ではなく、箱そのものが"商品"となるハタノさんが漉いた和紙を貼箱にしました。
詳細は、創る和紙職人ハタノワタル氏とのコラボ貼箱をご覧ください。

※写真をクリックで拡大、矢印キー( ◀ ▶ )で写真がスライドします。
当サイトに掲載されている写真の著作権は、村上紙器工業所および作品の作者にあります。
許可なく写真の転載をすることはできません。
写真の掲載を希望される方は、事前にご連絡下さい。
貼箱の<お問い合わせ>は、こちらからお願い致します。
«前の記事|次の記事»