思いをつなぐ貼り箱は、心に響く

公開日:2018年11月18日(日)貼り箱

奥深くに潜んでいる、本質を表す貼り箱は心に響く

今、NHKのドラマ「昭和元禄落語心中」が、おもしろい。JAZZと落語、オーディオ、カメラの好きな私にとっては、重厚で妖艶なドラマ展開にのめり込んでみてしまう。やはり民放のドラマとはクオリティーが違うと、昔NHKにいた(30年以上前に大阪放送局技術部に在籍)ことが少し贔屓目にみてしまうのかもしれない。

それが下駄を履かせているとしても、岡田将生演じる八代目有楽亭八雲(菊比古)の重厚さと妖艶さは目を見張るものがある。あの若さ(実年齢29歳)ながら落語ファンを引き込む力は、同じ男性ながら嫉妬を通り越して憧れる。

特に八雲演じる「死神」は、蝋燭の炎を人の命に例えて炎が消えると寿命が尽きるという、原作はグリム童話から来ている噺(現代では、柳家小三治師匠の十八番)。

普段は落語で遊郭を扱った廓噺(くるわばなし)に代表される「明烏(あけがらす)」なんていう笑える噺を愉しむ私ですが、「死神」のような人間の情愛を表した人情噺をじっくりと聴くのもいいものです。

落語は同じ噺でも、ある意味演者によって違う噺になります。その噺を演者がどう解釈するか、どう表現するかで演者の個性が表れる。そこが、落語のおもしろいところ。

貼り箱もよく似たところがある。中に入る商品は同じでも、貼り箱は作り手によってそのデザインは様々な表情に。パッと見の派手さを狙うのか。それとも、ブランドの本質を貼り箱のデザインに落とし込むのか。差別化の名の下に人の目を引くインパクトあるパッケージにするのは簡単だけど、それは表層的な見せ方であってブランドを表すものではない。

もっと奥深くに潜んでいる本来の姿、本質をカタチに表現する必要があります。
それには貼り箱を包む素材の質感を大切にし、どんな素材や色、そして貼り箱としての仕上げにするかがとても大切です。
貼り箱はブランドの持つ歴史や経営者の思い、考え方を感じる重厚さや色気、妖艶さが感じられ、決して見た目のインパクトではない、目には見えない趣(おもむき)が人の心に響きます。

パッケージというモノとしてだけではなく、人(クライアント)の思いをユーザーとつなぐ、こころに響く貼り箱をつくることが私たちの使命だと考えています。

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