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施術器具のブランド価値を高めてくれるパッケージ/化粧箱の存在

公開日:2019年08月05日(月)

整骨院で整体師さんが施術に使う道具の化粧箱、紙箱として貼り箱を作らせていただきました。

商品は金属製で、それなりの重量があります。
中身の保護に加え高級品のため、デザイン的な要素も考えてこんな貼箱デザインにしました。

製品のブランド価値を高めてくれるパッケージ、化粧箱、貼り箱、貼箱

緩衝材として弊社ではウレタンをよく使いますが、大きく分けて「一般品」と「高級品」があります。
厳密には素材の違いで名称がありますが、専門的になるのでシンプルにこの2種類の呼び方にしています。

見た目の質感と柔らかさに違いがあり、「一般品」は柔らかく(スポンジのイメージ)密度も荒いです。指で押せばペコっとへこむ感じ。
もう一方の「高級品」は合成ゴムの感じで、かなり目が細かく比較的固くて押してもそんなにはへこみません。

価格も「一般品」は比較的安価ですが、「高級品」はその名の通りかなり高価です。どちらを使うかは、貼り箱のご予算に直結します。
安く上げたいなら「一般品」を使うしかありませんし、価格よりも品質重視。

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あくまでもパッケージをブランディングツールとして、商品のブランド価値を高める役割だと考えるなら、やはり「高級品」を使う方がいいでしょう。
ここは考え方というか、パッケージ、化粧箱に対する価値観の問題です。

今回はクライアント様の「ブランディングのためのパッケージ」というご希望から、シンプルでありながら高級感があり、上質な化粧箱に仕上げました。

今回難しかったのは、製品のCADデータです。時々あるのですが、先方からきたCADデータが数多くのパスデータで出来ていて、そのままでは木型に落とし込めなかったこと。

元データを作られたときによるのですが、単純なパスデータなら問題ありませんが、無数の細かなパスの集合体になっている場合、あまりにもデータ量が多すぎて、木型の刃をつくることが出来ません。

何が原因かははっきりとわかりませんが、ソフト間のデータ変換時におかしくなることもあります。
単純なパスデータ(CAD)を、いただくまでが中々大変でした。

あとは最初にいただいた図面にある製品寸法と、実際の製品サンプルのサイズ誤差が「数ミリ」あったことです。
聞くところによると元の金属の削りだしはデータから作るので正確らしいのですが、そのあと職人さんが手作業で研磨するために、どうしても個体差が出るとのこと。

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その辺は、「貼り箱」と似てるかもしれません。
こうなるとどれかを基準にするしかなく、最初にいただいた図面寸法で製作することになりました。

モノとしては基準寸法よりも小さくなるとのことでしたので、「大は小を兼ねる」でそれでいくことになりました。
大きいとウレタンに入らないので、この方がいいでしょうね。
製品そのものが変形品なので、多少誤差があってもちょうどいい感じです。

そうして仕上がったパッケージは、まさに製品のブランド価値を高めてくれる存在となりました。
クライアント様にも大変ご満足をいただき、無事納品させていただきました。

ブランドとは、シャネルやグッチなど大きな企業だけのものではなく、企業規模に関わらず競合他社と差異化し独自の価値を持つ存在。

そのブランドの価値を表すパッケージは、企業とユーザーとの大切な接点、コンタクトポイントになるのです….。

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撮影:EOS 6D +Makro-Planar T* 60/2.8
Photo by Makoto Murakami

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