貼箱のブレンダー:「貼箱士」村上誠のブログ

艶のあるアナログな音に共感する女性たちへの真空管ギフトパッケージ

2017年03月13日(月)05:56|貼箱

先週末に終了展でフィナーレを迎えた「大阪パッケージアカデミー」ですが、実は私も受講生さんたちに混じって作品制作をしました。
中々タイトなスケジュールでしたが、みなさんと作品がつくれてよかったです。
一見シンプルですが、普段の仕事ではつくれない磁石埋め込み型の貼箱です......。

<作品タイトル>
透明感と艶のあるアナログな音に共感する女性たちへの真空管ギフト

<中 身>
真空管(三極出力管:2A3)

<コンセプト>
今のデジタルな世の中に反抗し、昔ながらのアナログなものをこよなく愛する人、特に撮っても確認出来ない、フィルム代、現像代、プリント代とお金もかかるが、銀塩フィルム、そしてピント合わせから露出まですべて自分の感覚で合わせないと撮影できない機械式カメラ。
そして何より、今や音楽はDLの時代に、CDでもなくアナログレコードの音の質感、音色を愛して、トランジスタなどの半導体ではなく真空管アンプの音を「耳のごちそう」にして、ジャズやクラシックを聴くアナログ好きなオッサンたち。
しかしこの時代において昭和のアナログ好きなオッサンたちに共感し、あえてこの面倒くさくもレトロな "新鮮さ" を感じた女性たち(20代後半〜30代)がアナログの良さを受け止め始めた。
彼女らがひとりBARのカウンターで、シングルモルトを傾けながら聴くJAZZ。
どうせならダウンロードしたデータではなく、analogレコードを "球" で鳴らしてみたい。
そんな彼女たちへの "真空管" ギフト。
元々オッサンだけが楽しんでいたオトナの世界を、この繊細で艶っぽい音色を醸し出す「2A3」で覗いてみては.......。

アナログ好きオッサン、伊集院 岳さん。
町工場の経営者、52歳。家族は奥様42歳(会社の経理担当)、長男25歳、長女15歳。
町工場のやりくりを頑張りながら、趣味にも没頭して奥さんによく怒らこられているアラフィフ男性。

若い頃は登山(単独)をしていて、かなり危ない目にも合って、その後ひとり旅にはまり、全国を度していた。最初の奥さんとは旅先で知り合い(長崎県五島列島福江島)、半年間の遠距離恋愛の末電撃結婚。長男が生まれるも、長男が5歳の時に離婚。今の奥さんとは社交ダンスのパーティーで出会い、3ヶ月後に再婚(彼女もバツイチ)。今は工場の経理をしている。

伊集院さんは音楽とカメラ、そしてウイスキーをこよなく愛するオッサン。
夜な夜な近所のBARのカウンターで、シングルモルトを傾けている。ボトルは、アイラのアードベック10年しか飲まない。
カメラは、ハッセルブラッド(中判)を愛用。そして音は真空管アンプに拘り、特に直熱3極管の古典的ではありながら、素直で繊細、艶のある音を出す「真空管の女王」と呼ばれる「2A3」に惚れ込んでいる。

2A3は米国RCAが1930年代に開発、60年代まで製造された。
現在は、ロシア、中国、スロバキアが製造。音の特徴は、繊細さと音にのる艶っぽさ。特に「弦」の再生には定評がある。伊集院さんが一番好ききなのは、イ・ムジチ合奏団のヴィヴァルディー「四季」(1982年録音 コンサーとマスター:ピーナカルミレッリ)、<冬>の第一楽章の途中から入るヴァイオリンのソロ。これには、しびれます。まさに、2A3が奏でる弦の艶です.......。

伊集院さんがよく行く近所のオーセンティックBAR、近ごろは若い女性がひとりでシングルモルトを傾けている姿をよくみかける。
声をかけてみると、最近は仕事でもプライベートでもデジタル一色の生活にちょっと疲れ気味。
そんなとき、会社の上司に教えてもらったBARで飲むシングルモルト、ジャズ。
そしてダウンロードして聴く音とはひと味違うアナログなサウンド。
聞くとDLどころかCDでもなく、レコードを真空管アンプで鳴らしているとか。
真空管?
そんなもの、見たこともない。
お店でみせてもらうと、ガラスのチューブの中に金属のパーツや配線が詰まってる。
初めてみたのに、どこか懐かしさを感じるのは何故?

自分の部屋でも、こんな音楽を聴いてみたいな.....。
そうだ、真空管欲しい〜!!

そんな彼女たちがいくお洒落な雑貨屋さん、オーセンティックBARで買えるオトナな真空管ギフトのパッケージ。

<パッケージイメージ>
イノセント・・・透明感があり、デリケートで純粋、繊細な感じ。
貼箱のインロー式。中ゲスは白のサテン張りで、そこに真空管を納めます。
紙は、ミ・フタはビオトープGA(ベリーレッド)、表紙は五感紙(黒)とファーストビンテージ(オリーブ)を使いました。
箔押しは、音の艶っぽさを表現するために、プラチナ金と黒艶を使いました。

フォトディレクション:浪本浩一(株式会社ランデザイン)
撮影:竹内 進(株式会社シャープフォーカス)

透明感と艶のあるアナログな音に共感する女性たちへの真空管ギフトパッケージ
透明感と艶のあるアナログな音に共感する女性たちへの真空管ギフトパッケージ

★感性品質への「こだわり」オリジナルパッケージ(貼箱)企画・製造★

村上紙器工業所

手間をかけることは、「愛情」をかけること。
「愛情」をかけることが、私たちの仕事です。

感性品質とは、性能や効率だけではなく、「心地よい」「官能的」
「温もりがある」など、デザインや素材感を活かし、
人の”感性”に直接響く「魅力的品質」をいいます。

そんな”ゾクゾクするほどの美しさ”や”ワクワク感”のある貼箱を、
私たちはは作っていきたいと考えています。
そして、あなたの”名脇役”になりたい……。

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