村上紙器工業所の作品

美しいシルエットのハイヒール・ブランドを伝えるパッケージ(貼箱)

2017年12月06日(水)07:21

シンプルで細部にまでこだわった美しいシルエットと鮮やかな色、そして素材感。
9cmヒールでも、快適に履けるように考えられたハイヒールパンプス。

ハイヒール専門の高級婦人靴ブランドとして発足した新しい会社様から、ご依頼をいただいた貼箱です。

当初はフタを開けると箱の中に、「ハイヒールが立っている」ようにというご要望でした。ハイヒールに限らず「靴」という商品の難しさは、サイズ違いがあるということです。この靴の場合、「21.5cm」から「25cm」までの「0.5cm」ごとサイズがあるとのことで、その差は「3.5cm」。「ハイヒールを立ったまま」という形状はかなり複雑で、しかも「35mm」のサイズ違いですと、ゲス(内装部分)を使って固定するのは、いくら何でも無理があると判断しました。

そこで、オーソドックスな「靴を寝かせる」形状にしました。
ただしそれでも「35mm」の違いは、かなり難しいものがあります。

ハイヒールということで皮革製品であり、いろいろな革が使われます。
それらを納めたときに、ゲスのあたり具合で型がついても困りますし、いろいろと考えた末にボール紙でつくったゲスの中に型抜きしたウレタンをはめ込みました。

これでゲス断面部分はウレタンで守られるため、ハイヒールの固定にはやさしいなります。
その上から白いサテン(繻子)を張り、見た目にもやさしく高級感のある内装に仕上げています。

貼箱の場合、外観の美しさはもちろんですが、今回のように商品を固定する内装部分(ゲス)がとても重要になります。

商品をきちっと固定しながら保護する機能的な役割、そして単に「固定されていればいい」訳ではなく、特に高級品であればその商品のブランド価値を、どうやって伝えていくかがとても大切です。
もちろん現実的には、ご予算的なことも考えなければなりません。

ただ大切なことは、ご予算を優先させるあまり、商品に見合ったパッケージとはかけ離れたものになってしまっては、それは本末転倒になってしまいます。
そのバランスが、とても大事ですね。

今回は、「シンプルで細部にまでこだわった、美しいシルエットと鮮やかな色。そして素材感のある、履き心地のいいハイヒールブランド」を、伝えるためのパッケージ。

それは「靴をしっかりと納める機能」と、出来る限り「シンプルで美しいもの」であるべきです。

内装部分とともに、黒を基調にしたモノトーンで上質感のある美しい貼箱に仕上げました。
貼った紙は「紙クロス」という、エンボス(凹凸模様)の入った重厚感のある表現豊かな質感の紙です(CMFデザイン)。

そこにロゴを、シルバーの箔押し。
至ってシンプルで、飽きの来ない美しいシルエットに仕上げています。

掲載用の写真撮影でお借りしたハイヒールは、スエードレザーのピンクとペールピンク。
優しい薄めのピンクと、妖艶な感じの色っぽいピンクです。

モノトーンのシンプルな貼箱に収まるハイヒール。
これからもこのブランド価値を伝える、上質なパッケージになることを祈っています......。


美しいシルエットのハイヒール・ブランドの価値を伝えるパッケージ、貼箱、CMFデザイン
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撮影:EOS 6D +Makro-Planar T* 60/2.8
Photo by Makoto Murakami


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(まずは、ちょっと電話で話を聞いてみたいという時は 06-6653-1225 担当:村上 誠 まで。)


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