村上紙器工業所の作品

いぶし銀の「鍾馗」様

2010年04月16日(金)13:33

先日作らせていただいた ”和モダンな瓦製品「鯛」”の貼箱を気に入っていただき、お客様から今度は同じ瓦で作られた「鍾馗(しょうき)」の箱をご依頼いただきました。

「瓦の鯛」とは少し違った感じの箱にしたいというご要望で、日本の伝統文化を感じさせる雰囲気はそのままに、今回も「和モダン」なパッケージに仕上げました。

貼箱の表面全体は、洋紙ですが「和」のテイストを上手く取り入れた「里紙」を使い、内装は朱色のもみ紙。いぶし銀の鍾馗様も、くっきりと際立っています。

お客様から、この「貼箱」へのメッセージと「鍾馗」についてのお話をいただいたので、ご紹介させていただきます。

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その昔、玄宗皇帝が熱病で伏していると、楊貴妃の宝物を盗んで逃げようとしている鬼を、破帽をかぶった大男が退治する夢をみました。
おまえは誰だと問うと「私は科挙の試験に落ちて自害した鐘馗という者です。

皇帝が手厚く葬ってくださいましたので恩返しに鬼を退治いたします。」・・・夢から覚めた皇帝の病はすっかり治っていたという話が中国にあります。

その鐘馗が何故、京都の町家の軒先に据えられているのか?
江戸時代、豪商の奥方が病に倒れ長い間伏していました。どうしても原因がわからず困っていたところ、深草の瓦職人が寺の鬼瓦がこちらの家に向いているのに気づきました。

そこで中国の話にある鐘馗を造って鬼瓦と向かい合うように据えたところ、すっかり病が癒えたということです。
この話が広まり、京都では鬼瓦で除けられた災いがわが家にふりかからないように
鐘馗を上げたのだそうです。

屋根の上の鍾馗様

京都の鐘馗はちょっとしたブーム。老舗や歴史を感じさせる町家には鐘馗がのっていて 観光に訪れる人達も最近は屋根の上にも目線をむけるようになりました。
瓦でできた鐘馗、世界遺産の寺にも使われているいぶし瓦でできています。
金属のように美しい艶とどこかほっとさせる癒しの手触り・深い風合いは、日本人として知っているようで忘れている美の感覚を、呼び起こすものであるような気がしてなりません。

個性あるれる鐘馗、かつては作る職人さんも減りどうなることかと心配でしたが
最近では復刻版も作られ、現代にマッチした和モダンな雰囲気も醸し出すものが
生まれています。

・・・
鐘馗のうち復刻版の特に個性的なものに、貼箱をあわせてみました。
村上さんに見立てていただき、いぶしの艶がきれいに映え、鐘馗の表情を強調でき、そしてシックで存在感のある外観がとても素敵です。
ロゴは筆文字で。古いものをモダンに仕上げる・・
瓦だけでは醸せない何とも言いがたい良い雰囲気が出せたと思います。

ひとつのプロジェクトを成功させるには、様々な才能を持った人の手助けが必要なんですね・・・
今回もこの商品には、古い鐘馗を復刻させた職人魂とそれをモダンに仕上げてくれたクリエイターの方々の感性と才能の賜物だと思っています。


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そして、その善し悪しは "売り上げ" に直結します.....!!


鍾馗の貼箱鍾馗の貼箱
鍾馗の貼箱鍾馗の貼箱
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撮影協力:スズキコラボレーション様


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