村上紙器工業所の作品

和モダンな瓦製品

2010年02月06日(土)18:07

和モダンな雰囲気・いぶし瓦の風合い・・・。
瓦を知らない世代にも感じて欲しい、瓦職人が創り上げた逸品。
そんな瓦でできた「鯛」を入れる、日本の伝統美を感じさせる「貼箱」です。


最初のお客様からのご相談は、「重厚で高級感があり、持っていると優越感を感じるようなイメージ」。
外国向けにも販売する予定ですので、これぞ「日本のものづくり」と思わせるような技がひかる箱が欲しいのですが・・・というリクエストでした。


といってもまだまだ漠然としたイメージで、貼箱の外観的な形状や内装、使う素材など仕様により価格もかなり違ってくるので、そのあたりからヒアリングをさせていただきました。

見えてきたのは、日本の伝統美を感じさせる「歴史や文化の香り」のするような貼箱です。
また、形状、素材など全体のデザインに関しても、こちらにお任せいただきました。

そこで、凛とした「和」のイメージを感じさせながら、モダンテイストを折り込もうと、貼箱の形は一般的な「かぶせ蓋」ではなく、平面の蓋を採用。
外と内を違った色と質感の紙を使い二重構造にすることで、箱の強度と日本の伝統的な「美」を表現しました。

特に、貼箱の表側は、昔の日本家屋の「土壁」を思わせる風合いの紙を選びました。
中身の瓦が「いぶし銀」で、箱との色味にコントラストをつけるために、ひとつは外側の「すみ」に対して内側は濃い「朱色」。もうひとつのタイプは、外側の「あか」に対して内側に「鴬(うぐいす)色」という配色。
中の「鯛」を引き立てながら、「品」のあるパッケージに仕上げました。

お客様からも、瓦職人の持つ高い技術と、貼箱の感性が織りなす表現とのコラボレーションが、この商品を生んだと高いご評価をいただきました。
日本の伝統と文化を伝える素晴らしい仕事をさせていただき、感謝いたします。


お客様のサイトにて、「日本のものづくりに携わる人たちの情熱や技術、そして思想の一端を少しでも多くの方に知っていただけたら・・・。」として、弊社をご紹介いただきました。

「鬼師 × パッケージプランナー 技術と感性のコラボレーション」

この商品「鯛(税込み6,090円)」は、下記のサイトから購入出来ます。
(限定商品のため、数に限りがあります。)

鯛 (高級化粧箱入り)限定品/スズキコラボレーション



お客様から、この「貼箱」へのメッセージと瓦の「鯛」誕生のエピソードをいただいたので、ご紹介させていただきます。

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こんなふうに商品が出来上がるとは思ってもみませんでした。
存在感があり、高級感があり、それでいて鯛を殺さず・・
なんて品のある箱なんでしょうか! 箔も素晴らしいです!
驚きました!!

村上様と一緒にお仕事をさせていただきとても嬉しく思います。
良いアドバイスもいただき、お仕事の進め方もご配慮も、非常に細やかなお心遣いをしていただきました。
感謝いたします。

しかし、コスト云々といわれるこんな世の中でも私のような案件の小さな者に対しても、手間をかけ心を注いでお仕事をしてくださる方がおられるんだなぁと思うと、頑張ろうという気持ちにもなり、また、仕事に対する姿勢を見習うべきだと痛感致します。

また、是非 お仕事をご一緒させてください!!
よろしくお願いいたします。

これは瓦の産地三州(愛知県高浜市)の鬼師が遊び心で作ったものです。
鬼師とは鬼瓦を専門に作る職人です。
鬼瓦のバリエーションは寺の巨大なものから日本家屋の屋根にのせるものまで数多く、
鬼師はその家にのみ伝わる意匠や製造工程(粘土のブレンド方法・道具の種類と使い方
焼成温度等)を違えることなく綿々と次の世代に伝えます。

しかし、現代は屋根を瓦で葺く家が減少したため鬼瓦をのせることもなく、家の格式を
示したり、火除け厄除けの鬼瓦をのせて家を守っていこうとする考え方もなくなってしまいました。同時に瓦造りの伝統を継ぐ守り手も新しいものづくりに挑戦しなければならない転機にさしかかっています。

瓦の鯛は干菓子の鯛の木型を利用し、鱗の細工はひとつひとつヘラでなぞってあります。
「こんなものも作ってみたんだよ」と棚の奥の埃のたまった段ボールから出してきた鯛は
鐘馗を買い付けに行った工房で意外にも20代の若者が手にとってじっと見入っていたものです。

和モダンな雰囲気・いぶし瓦の風合い・手作りの味、ちょっと変な表情、これらが相まって瓦を知らない世代にもうけたのだと思います。
私は瓦製品を紹介することで、日本人が守ってきた瓦の民俗・にほんのものづくりに
携わる人の情熱やすぐれた技術・それに思想を多くの人に知ってもらえたらいいなと思っています。

由緒ある作品は桐箱に入れ贋作ではない証明にその作家しか許されない織りの真田紐を
かける・・日本のブランド品はこのように作り手の協業(コラボレーション)で成り立っていることを知り、瓦製品のブランド化を思い立ちました。

この小さな鯛を傍らに置いておくだけでも満足する立派なブランド品にするものは何か。
それは桐箱とおなじように入れ物です。しかも緻密な手作業で完成度の高い美しさを持つ
村上様の造る貼箱が良いと考え立ちました。

この"TAI 鯛 made of tile"は、鬼師と村上様の高い技術と感性がコラボレーションされ
出来上がったブランドだと確信しております。


貼箱の<お問い合わせ>は、こちらからお願い致します。


日本の伝統美を感じさせる貼箱日本の伝統美を感じさせる貼箱
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撮影協力:スズキコラボレーション様


貼箱の<お問い合わせ>は、こちらからお願い致します。


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