「貼箱(はりばこ)製作ワークショップ」開催!

公開日:2009年10月22日(木)ワークショップ

先週末の17日(土)に、「貼箱製作ワークショップ」を実施しました。
昨年に引き続き、一般募集でのワークショップは二回目でした。
昨年は、参加者が多かったこともあり作業時間がかなり押したため、今回はかなり人数を絞り込み11名になりました。

製作したのは、昨年に続き貼箱の基本的な形である「C式」、人気の高い弊社オリジナルの「名刺入れ」、そして今回初登場の「CD立て」の三点でした。

「CD立て」は貼箱ではありませんが、いわいる「ブック式貼箱」に使われる「表紙貼り」を応用したもので「貼る」という作業に関連して作っていただきました。

「C式」を二点、あとの二種類は各一点づつの計四個を作っていただきましたが、少人数だったこともあり、時間はほぼ予定通りに進みました。

いつものことですが、参加者の方々は「貼箱」を作るのは当然初めての方ばかりです。
おまけにワークショップでの作業は、最初の「C式」貼箱は一番基礎なのでそんなに難しくありませんが(といっても、初めての方にはやっぱり難しいです)、あとの「名刺入れ」や「CD立て」は、箱に「巻きをかける」作業や「表紙貼り」など、プロの貼箱屋でも慣れないと簡単ではない作業です。

いつも言うのは、「キレイに作ろうとするのではなく、貼箱がどんな風にして作られるかを体験してください。」ということです。
最初から素人の方が、キレイな貼箱を作られたら我々プロの仕事がなくなってしまいますからね(笑)。

しかし、流石クリエイター!
皆さん初めてだというのに、なかなか器用に貼箱を作られていました。
もちろん、作業の最初に実演を交えながら説明し、本番ではスタッフがフォローしながら作業していただくので、失敗することはないのですが、それでも皆さん素晴らしい出来でした。

今回の参加者は、殆どの方がデザイナーなどのクリエイターさんで、11名中9名が女性という構成でした。
クリエイターさん同士、女性が多かったと言うこともあり、全体を通して和やかな雰囲気で、特に作業終了後の「懇親会」では、ワークショップの感想を言い合ったり各自のイベント情報などの発表、その後の名刺交換で様々な交流や情報交換が出来ました。

今回のワークショップは、貼箱製作のみならず参加者同士が顔の見える関係で、様々な交流までも出来たことが、一番大きな収穫でした。
これからも欲張らず、このような「貼箱製作」を体験してもらい、「貼箱」のファンを増やす活動を続けていけたらと思います。

最後になりましたが、お手伝いいただいた牧野さん、河手さんに感謝致します。
有り難うございました。

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参加者の方々からいただいた、ワークショップの参加動機や感想です。

パッケージに関わる仕事をしたことがなく、興味がありました。
実際に作業しながら教えていただける機会はあまりないと思いましたので、参加させていただくことにしました。

楽しかったです。
手製本をしたことが何度かありますが、構造が似ている部分もあり、工程が理解しやすかったですし、予想よりうまく作れた気がします。
(デザイナー兼DTPオペレーター)

パッケージの仕事もしていますので、貼箱の行程は是非見て観たかったです。
行程を実際に体験してみてよかったのと
パッケージにいろんな可能性を実感しました。
(グラフィックデザイナー)

箱や紙類が好きで、気に入った箱や包装類を取っておいたりするのですが、なかなか
仕事では素材にこだわることが出来なかったりして、パッケージデザインにおいても
貼箱を扱う機会がなかったので、今回、現場を見たり貼箱が作れるので応募しました。

機械作業と手作業が合わさって、思ってたより色々な行程があるのだなと思いました。
そして、変わった形の箱や機械を見たり表紙の話を聞いたり、現場ならではの体験が
できて楽しかったです。貼箱の魅力や創造性がもっと広がればいいなと思いました。
(グラフィックデザイナー&イラストレーター)

子供の頃から紅茶やお菓子の箱、紙類が好きで、また、版画を展示する際や実用面で作品を収納するためにも前々から箱についての知識を得たり、作り方を知りたいと思っていました。
ちょうど秋に作品を箱に入れて展示することを考えていたところ、偶然今回のワークショップのことを知りました。
御社のHPを拝見して、作られている商品がモダンで多様だったこと、クリエイターとの作品もあったことから、直ぐに申し込みました。
(なんだか面白そうなところだ!と思ったのも正直な感想です)

基礎はもちろん、例えば紙を折り込む時や作業時の力加減など、ちょっとした処理やコツ、その理由も簡潔に説明して下さったので、手を動かしながらも頭に入り、些細なことが美しい仕上がりに繋がるのだと実感しました。
(銅版画も全て手作業であり、勘を要するので似ている部分があると思います)
内容も難しすぎず、貼箱について大まかな流れを知ることができたので、初めての者にはちょうど良い内容だったと思います。
一番良いところだけを体験させてもらっていたと思いますが、完成した時の達成感と喜びがありました!
(銅版画家)

貼箱を見てきれいだと思ったから。

思っていた以上に難しかったです。
けれど、スムーズに制作できるワークショップの進行だったので、あっという間時間がたっていました。
これから、箱を見る目が変わります。まっすぐはやはり難しいです。
(グラフィックデザイナー)

村上紙器工業所さんの新しいHPを見てから、興味がつのって一度体験してみたいと思ってました。

微妙な正確さとスピードについていけず難しかったです。
それでも まだ私たち素人がある程度 綺麗に仕上げられるように準備して下さったんですよね。
現場や色々な機械や道具を見て お話も聞いていると、前段階での設計されている姿まで思い浮かぶよう。
サンプル作成まで、その後の調整がいかに大変なのかも知ることが出来ました。
(テキスタイルデザイナー)

とても貴重な時間を過ごさせていただきました。
参加者の方々とのお話も楽しいものでした。
この日の為の準備にどれほど大変だったか・・・・・
お気遣いいただきましてありがとうございました。
又、ご家族の皆様のご協力にも感謝申し上げます。
(主婦)

最初はなぜか、去年初めてのワークショップより緊張しました(笑)
今年は村上さんのお母様もいらしてフォローしていただき、恐縮しました。
(グラフィックデザイナー・イラストレーター)

実際の貼箱作品(村上さまのお名刺入れ)を見せていただいて
同じものが製造ラインで作れるのに惹かれました。

プロの職人さんが制作される風景を見させていただくことは、
なかなかできないですし、実際の製造ラインを使っての実体験はとても勉強になりました。
(トールペイント&クラフト雑貨 制作販売)

通常は専門の業者に依頼する表紙貼りを急ぎの注文分は、社内で貼らなければならないことがありました。
角がきれいに処理できなかったり、ソリが出るなど問題が多発した際に、対策をネットで検索している貼箱の存在を知り、本職の方はどのようにされているのかとても興味がありました。

素材の用意や作業の手順など、とてもわかりやすく準備していただいていたので、楽しく作業できました。
現場の機械や小道具が使いやすく考えられていて感動的でした。
(元WEBオペレーター)

貼箱製作ワークショップ
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